映画『6歳の僕が大人になるまで』のメイソンがギャンブラー(プロポーカー)になったら?

映画『6歳の僕が大人になるまで』は、かなりいい評価のある映画です。もうご覧になったでしょうか。この映画では、メイソンJr.が主人公です。

6歳の時、姉サマンサとともに、母親オリヴィアの故郷ヒューストンに引越しして来ました。

父親のメイソン・シニアは、曲作りのため、アラスカ州に渡るのですが、再びアメリカ本土に舞い戻って、定期的に子供達と会うことになります。

父との久しぶりの再会に子どもたちは喜びますが、オリヴィアは複雑な思いです。

オリヴィアは、大学で心理学を学び、教授のウェルブロックと再婚することになります。そして、教授の2人の連れ子とともに新しい生活がスタートすることになります。しかし幸せな生活は長く続く訳ではありません。

ウェルブロックが酒を飲んで暴力をふるい、子供たちにも被害が及ぶことになります。そのとき、メイソンJr.とサマンサは実の父と会っている時間が癒しだったのです。

とうとうオリヴィアは子供2人と家を飛び出してしまうのです。メイソンJr.とサマンサは何とか助け出されたのですが、残された子供たちを救うことができなかった歯痒い体験を背負うことになります。

そして、15歳になったメイソンJr.の周辺は、様々に変化していくことになります。母にも恋人が出来、相性が合わないと思ったメイソンJr.は、段々と自分自身の生活に嫌気が出てきて、 酒やドラッグに手を出すようになってしまうのです。

メイソンは、高校に通い、勉強よりも写真に夢中になっていきます。そのとき、既に漠然と将来は写真に関する仕事に就きたいと考え、写真コンクールで銀賞を取れるほどに写真の腕が上がります。

メイソンJr.は、シーナとの失恋も体験して、大人へと成長して、 母の元を離れる決意をします。

リンクレイタ―監督はこの映画では12年間同一キャストという離れ業をやってのけています。成長の物語を描く唯一の手段としてこれしかなかったと監督も言っていますが、この映画で主役は、メイソンJr.ではなく、時間自体だったのかもしれません。

とはいうものの、敢えて、メイソンが選択したものが写真だったからこそ、いろいろ変化が起こるものの、再生の効く思い出深い時間となってしまったのかもしれません。

メイソンJr.は、過去を引きずり思い出すタイプの青年ですが、もし、
メイソンが、ギャンブラー(プロポーカー)になることができれば、こんな感じで進んでいながらも、過去を再生する時間の流れはしていなかったのかもしれません。

オンラインカジノをしている人たちって、結構時間に対して挑戦的な人たちであり、本当の意味で前に進み、道を切り開く人たちのことかもしれません。 『6歳の僕が大人になるまで』に流れている時間とは、未来に進むものの写真のように留まり、過去を再生する時間なのです。

オンラインカジノは、誓約(うけい)のように新しい道を選択する方法なのかもしれません。