ずっと映画が終わらないで欲しい。
出来るなら10年後の彼らとまた出会いたい。
心底そう思える、稀有な作品でした。
ー映画監督 是枝裕和ー
人生は映画ほど劇的ではなく、そして映画よりも困難だ。
この映画には、しっかりと人生が記録されていると思う。
子供を持っている方々は多分、昔のホーム・ムービーを見ているようなノスタルジックな感情を抱くかもしれませんし、
子供を持っていない人はおそらく、小さい頃から知っている姪っ子、甥っ子が”立派になったなー”と時には本当に自分の子供と思い込んでしまう強烈な催眠術にかかるような作品です。
ーモデル・女優ー
12年間は丁寧に編まれたマフラーみたい。めが詰まったりあいたりしてるけどとってもあったかいです。
ーモデル・女優ー
ある家族の12年間にもおよぶ壮大な人生を、2時間45分という映画の枠に凝縮、無謀ともいえるリアルな時間経過を採用することで、家族という「生き物」の日常的な変化が、むしろドラマティックに縁取られていく。
本作は、映画という創作物の否定であり、映画というドラマ表現の新たなる発明でもある。
主人公と共に、観客も多くのことを追体験し、反芻する。
そして、ボクが大人になる頃、僕らも家族の一員に成長している。
ーゲームデザイナー・シリーズ監督ー
僕らが瞬間をつかむのではなくうまく瞬間につかまれるかどうかで幸せが決まる。そういうことを痛いほど伝える美しい映画だ。
ージャーナリストー
何ひとつ誇張せず、ここまで人を惹きつけて離さぬ映画があっただろうか?少年の12年は、大人の一生より冷静で壮絶だ。
ージャーナリストー