思春期の情緒不安定の症状や対処法は?親は子供にどう接すれば良い?

名作映画の1つとして数えられる「6才のボクが大人になるまで。」は、主人公メイソンが成長する姿が描かれています。もちろん、その中には思春期も含まれています。子供の思春期に不安を感じているという保護者の方も多いですよね。
そこで本記事では、思春期の情緒不安定の症状とその対処法、子供への接し方を簡単に解説していきます。

思春期の子供は情緒不安定になりやすい

まずは、思春期に情緒不安定になる子供が多いという事を覚えておきましょう。
自分の子供だけが情緒不安定なのではありません。まずは、親が慌てず落ち着く事が大切です。
そもそも思春期は、身体的な成長だけではなく、心身的な成長がすすむ時期でもあります。
思春期に入った子供は、親離れやアイデンティティの確立の際に、心が少し不安定になります。
この際に過度な干渉や間違った接し方をしてしまうと不安障害の原因になってしまうので注意しましょう。
少しでも気になる場合は、できるだけ早く病院で相談をするなど、しっかりとしたケアを行う事が大切となります。

思春期の情緒不安定の主な症状

素人からすると、情緒不安定の症状がわかりませんよね。
この段落では、情緒不安定の主な症状を挙げていくので、セルフチェックに活用してください。
子供の変化に気付いてあげられるように努めましょう。

・理由がないのに不安を抱えている
・小さいことが気になって必要以上に考えている
・ネガティブな考えになりやすく、人に会うことを敬遠する
・リラックスできていない
・イライラ感やソワソワ感がある
・集中力が落ちた

情緒不安定になった子供を親はどうやって支えればいい?対処法について

思春期の情緒不安定な子供への対処法まとめ

子供が思春期特有の情緒不安定になった時、親はどうやって接すれば良いのでしょうか?
親が最優先で行わなければいけない対処法が「子供に安心感を与える」です。

否定・要求はNG

思春期で情緒不安定になった子供は、時には見過ごせない言動をする事もあります。
親として指導をしなければいけないのも理解できますが、強い言葉で否定したり、納得していない子供に要求をするのは絶対にNGです。
否定の言葉を口にする前に、まずは子供との会話やスキンシップを心がけましょう。
説教をするのではなく、諭すといったイメージで接するようにするのがおすすめです。

規則正しい生活を送る

不安定になった心を落ち着かせるためには、自律神経とホルモンバランスを整えるのが効果的です。
決まった時間に起きてご飯を食べる、夜にはしっかりと睡眠をとるといった規則正しい生活を心がける事で自然と心のバランスが取れるようになります。

共通体験を増やす

親と子供が同じ事を経験する事で子供に安心感を与える事ができます。
共通体験を増やすと聞くと、習い事をしたり、旅行に出かけたりと、大げさに考えてしまう人も多くいます。ですが、そんな特別な事をする必要はありません。
同じ食卓でご飯を食べる、一緒に過ごす時間を過ごすだけでも大丈夫だったりします。
子供と一緒に何かしたいと思った時は、料理やDVD鑑賞といった自宅でできる事から始めるのがおすすめです。

まとめ

思春期に入った子供は、情緒不安定になりがちです。
どんな環境の子供でも情緒不安定になる可能性があるという事を親は忘れてはいけません。
また、子供が情緒不安定になった時は、子供が安心できる環境を作ってあげる事が心の安定に繋がるので試してみてください。